東日本大震災被災地に津波・長期浸水を学ぶ
講演会の事前に主催者の坂本茂雄さんのご配慮で懇談させていただきました。下知コミュニティ・センターの防災倉庫やLPガス災害対応ユニットも視察・取材をされました。図書館にも河北新報社の書籍を寄贈いただきました。
2014年1月26日の午後6時半からは「東日本大震災被災地に津波・長期浸水を学ぶ」(サーパス知寄町1自主防災会主催)の講演会が下知コミュニティセンターで開催されました。
講師は河北新報社編集局報道部記者の土屋聡史さんでした。入社歴8お若手記者。石巻市に4年おられ、東日本大震災に遭遇されました。。土屋さん曰く「高知市のこのあたりは石巻に良く似ています。海が近く低地で市街地形成されていますから。」とのこと。より切実に感じます。
罹災者や罹災地を取材してつくづく思いますのは「受援力(じゅえんりょく)を罹災地や罹災予定地(高知市など)でどう事前にこしらえていくかでしょう。罹災地では本当はなにが支援策が必要なのかの的確な情報発信でしょう。」と言われました。
災害弱者と言われる高齢者、障害者の要望を罹災者施設や対策に生かすことが罹災者の減少につながるとも。
「車での避難も難しい。便利ですが、渋滞し逃げ切れず津波に襲われた人たちが多かったです。」
「津波被害が目立ってはいますが、自宅内での家具倒対策やガラス飛散対策をしないといけない。怪我したら逃げ遅れます。」
「本当に困っている人たちの情報をいかに正確に伝えるのか。それは大事。」
[高知の場合は避難所などの衛生管理は大事です。暖かい地方ですから。」
「長期浸水地区の復旧は、まず排水作業。かさ上げ作業など。時間はかかります。
「地域の防災力を高めることが、トラブルの防止にもなる。炊き出しの力は偉大です。」
「町内会などに入っていない若い人などとのトラブルを未然に防ぐ地域力が必要です。」
実際に罹災され、取材で罹災地区を回られておられるので、講演内容は実践的でとても参考になりました。
高知新聞1月27日夕刊記事にも講演会の様子が掲載されていました。
地域の「受援力」(支援の反対語)を高めることをやるべきとも言われました。「なるほど」と思います。
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