地域コミュニティの大事さは福祉も防災も同じです
2013年11月12日は、下知コミュニティ・センターにて「向こう3軒両隣」と言う演題で講演会がありました。主催は下知コミュニティ・センター運営委員会地域活動部会(前田長司会長)です。講師は、高知市地域福祉課須藤碧氏と坂田弘之氏(いずれも社会福祉協議会)でした。
高知市の社会福祉事業の概要の説明と、生活困窮者ほど地域で孤立している。公的なケアだけでは不十分であり、地域での見守り、支え、つながりが必要であるということでした。
この考え方は地域防災やまちづくりにも共通する考え方であり、「市民自治」の基本であります。
よくある事例は、本当に生活が困窮している人が、生活保護の申請をしようにも窓口が複数で、たらいまわしにされ、結局はとん挫する事例が多いとか。日本には現在216万人の生活保護受給者がいますが、所得などから推論するにそれは全体の2割程度の受給に留まり、1000万人は対象者がいることになります。
高知市は各市役所部署の窓口を1本化し、「高知市生活支援センター」を11月18日から発足させるようです。市役所もそこまでやるので、地域住民も「見守り」や「おたがいさま」の気持ちで隣近所付き合いをしていただきたいという講話でした。
問題があるとすれば、福祉のこうした分野と、防災やまちづくりを担当する市役所の部署同士の連絡や連携がなく、例によって「縦割り的」「たこつぼ的に」ネットワークされ、地域の中で分断されていることでしょう。それを感じた講演会でした。
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