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2013年9月 1日 (日)

高野光二郎さんと面談しました。

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 8月31日の午前10時に、参議院議員の高野光二郎さんにお会いしました。西やん(西田政雄さん)が、講演会事務局の向井和至さんに「高知市下知地域の長期浸水対策についてヒアリングをしていただきたい。」と申し入れをしていましたので実現しました。

 高野光二郎さんは、31日の朝は高知駅前と桟橋通りの交差点で街頭演説をすましていました。そのあと面談しました。

「国会では国土交通省の災害対策特別委員会を希望しています。二階先生のところです。国の南海トラフ巨大地震特別措置法も、10月国会で上程されますので、忙しくなると思います。地元の要望をできるだけ国に入れるために懸命に働き続けます。」

「最近の情報ではDO NETの観測機器を室戸沖と足摺沖に設置すれば、地震が起きて津波が高知県の沿岸へ押し寄せる10分前に判明する技術が確立されたやに聞いています。

 ただそれが実現しても大事なその情報を県民各位や行政に伝達し、情報を共有する情報通信インフラの国の支援策がありません。電気・ガス。水道などの生活インフラはあるのにです。」

「南海トラフ巨大地震特別措置法はフレームだけです。各種の制度はこれからこしらえたらいいので、地元市民・市町村の要望を行政機関を通じてすみやかに国に伝達することが今後とも求められるところです。」

「コミュニティ施設である公民館や小学校などに、NTTは災害時にも通話がしやすい固定電話の設置をしています。高知支店長も積極的なので、皆さん是非要望してみてください。」

 高野光二郎氏は、7月の参議院議員で当選以来、精力的に国の機関などにも訪問したり、官僚から説明を聞いているようでした。かなりの情報量を既に持たれています。

 私のほうからは「高知市下知地域を含め高知市市街地の海抜0メートル地域は、南海トラフ巨大地震が起きれば地盤が最大2メートル沈下します。いくつか住民発意の避難方法や対策を高知市と高知県に提案してきました。しかし満足な回答は現時点でいただいていません。

 高知県や高知市の対策の中に。県都が地震後水没し、長期浸水状態になることに対する抜本的な対策は盛り込まれてはいません。せいぜい河川の護岸堤防の耐震化と排水ポンプ場の耐震化程度です。住民側との温度差が著しい。

 それは 国の中央防災会議が立案する防災基本計画に基づいて、高知県や高知市は地域防災計画を立案しようとしています。国の防災基本計画のなかに高知市の長期浸水対策が入っていないのではないか?ただ。そのあたりを確かめていただきたい。」と申し上げました。地方自治体が作成する地域防災計画も、ベースは中央防災会議がこしらえる防災基本計画です。そちらに掲載されていないことは地方自治体はしないでしょうから。

 高野光二郎氏は、調査しますと言われました。西田政雄さん(防災寺小屋主宰)を交え30分程度の懇談でしたが、有益なものでした。

 今後は折を見て「国政報告会」の形で南海トラフ巨大地震への国対策、地元の要望、などを懇談する会合を開催されるようにすればよいと思いました。

 10年前に、高知シティFMでの私の番組「けんちゃんのどこでもコミュニティ」に県議に初当選したばかりの高野光二郎さんと対談したことがありました。10年の歳月は高野さん自身が成長されていました。

 2003年の高野光二郎氏 http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/gesuto6/takano.html

 今後とも「南海トラフ巨大地震対策を県民の目線で、まっしくら」に推進されていかれることに期待します。

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