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2013年7月24日 (水)

地域コミュニティのありかたについて(かせぎ半人前、つとめ半人前、両方で一人前)

 市民社会のありかたについて、最近のフェイスブックの投稿の中から秀作を見つけました。

  市民社会が何であるのか。が理解できました。このところ地域活動ばかりで(それは務めというそうです)と稼ぎ(お仕事・サラリー)は暇で困るな。という愚痴を自分でも言うようになりましたから。。

 昔の人は、稼ぎと務め(地域への奉仕)ができて1人前だったんです。今の日本は「稼ぎばかりのぎすぎすした社会」になっていると思いますね。吹っ切れました。

 オランダの市民社会の様子が書かれていました。なんと国土の26%が海面下にあると。当然そこへ住めば互助の精神が発達すると。社会性はSNS(ソーシャルメディア)なんぞ今更しなくても濃い社会にあると。

 二葉町も海抜0メートルの街。そうした類似性を感じ、心強くなりました。300M四方の二葉町に「世界」があったことがなにより嬉しいことです。

文章の中のこの記述がいいですね。引用します。

武田「はい。オランダは国土の表面積の26%が海面下という厳しい立地条件で、埋立地も多く、そうした場所に北海の漁業・商業の拠点をつくる。首都アムステルダムもそうです。さまざまな国籍の人が移り住むことが前提となっている。厳しい環境ゆえの、生まれながらの国際都市なんですね。

とてもインターネット的な成り立ちの街だな、と思ったんです。人種も宗教も価値観も違う人々が、洪水の危険に身をさらしながら生きている。そんな困難な条件のなか、コミュニティを500年以上もかけて成熟させてきた。オランダが辿ってきた歴史や、直面し解決してきた課題の多くを、これからのインターネットもトレースするはずだと。」(引用終わり)

 日本社会の問題点も鋭く言われています。

松岡 「「かせぎ」というのは、野菜を生産する、両替をするなど、金銭を得る仕事ですね。そして共同体に戻るとその人は、火事の火消しだとか、屋根の葺き替えとか、子どもの世話とか、そういった手伝いをする。これが「つとめ」です。橋が壊れたからみんなで直す、祭だからみんなで餅をつく。これらはかせぎに入らない。かせぎ半人前、つとめ半人前、両方で一人前だとみなされていました。

でもいまの日本の社会では「おつとめはどこですか?」と聞くと会社名を答えますよね。つまり、つとめ(勤め・務め)とかせぎが一緒になってしまったんです。だから、企業で働く人は給料をもらうためだけに働くようになってしまいましたね。給料をもらう以外に働く社会的意義を見出せなくなっている。」(引用終わり)

 この2つの記述が大変気に入りました。読んでいてすこし元気になりました。

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