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2013年3月20日 (水)

3月20日は下知減災まち歩きを実施しました

 3月20日(水曜日)は、午後1時下知コミュニティ・センター集合で、「下知減災まち歩き」が開催されました。高知大学特任教授の岡村眞さんが、下知地域を歩きながら危険個所の指摘や地域の事情を調査されました。雨が心配されましたが、雨の中なんとか実施できました。下知減災連絡会の最初の地域事業だけにやれやれです。


 当日は午後12時過ぎに下知コミュニティ・センターへ行きました。屋上に設置してある災害時LPガス・ユニットで、参加者にお茶を沸かして、まち歩き終了後に飲んでいただくために、二葉町自主防災会倉庫からやかんと紙コップとお茶を持っていきました。

 4階の貯水タンク(2000L貯水)から、飲料水をやかんに汲みました。
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 そして屋上のLPガス災害用ユニットでお茶を沸かします。休日にもかかわらずツバメガスさんが来ていただきました。
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 参加者は予想を上回る70人以上来ていました。雨の予想でしたし、資料は50部しか用意しませんでしたが、下知減災連絡会としては嬉しい悲鳴です。報道各社も取材に来ていただきました。高知市街地(中心部の)自主防災会連合の防災まち歩きも珍しいことなので、取材に来ていただいたと思います。
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 最初に3階の会議室で岡村眞特任教授が説明をされました。新想定の南海地震の震度分布図や津波の高さ予想。今回歩く高知市下知南部地域の標高図と地質図を岡村先生は持参いただきました。
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 簡単な説明後、「現場へ行きましょう」ということになりました。
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 ただちに下知コミュニティ・センター前から出発し、二葉町―若松町―青柳町の順にまち歩きをして、歩行者の目線で地域を観察していただきました。
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 まず岡村教授が指摘したのは、電柱の電線が多い町であること。地震で電柱は間違いなく倒壊します。複雑な電線が道路に散乱して避難を妨げる可能性があります。

 二葉町歩道橋の上でもご指摘されていました。鏡川大橋の上は標高が高いし、スロープがあるので、安全で安心。ただし車での避難はできないでしょう。
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 ブロック塀も1メートル以下にするようにすべきであるとご指摘されました。

 若松町の高潮堤防。これも耐震補強も何もしていないので、強い揺れで倒れ、ただちに海水が下知地域に流入してきます。そう想定してくださいと岡村教授は言いました。
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 この建物は地盤の沈下によるものなのか不明ですがすでに傾いています。
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 通称海岸通りと言われる県道は標高が1・3メートル以上」あります。下知地域では標高が高い地域です。でもその道路から下り坂があり市街地が下知地域は形成されているにです。
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 若松町も二葉町同様には標高が低い。堤防下の若松公園は標高ー0・3Mと表示されています。この地域に指定避難場所は昭和小学校です。看板にありますが、低地を行かないといけないので南海地震時にはたどり着けません。
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 こちらの事務所棟は新しく耐震補強されているようです。
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 耐震護岸の上で説明を聞きました。
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最後尾を歩いていましたので、岡村先生のお話は断片的にしか聞いてはいませんが、まち歩きのなかで言われた言葉を書き出します。

「下知地域は南海地震の最中に地盤が沈下し、浸水が始まる可能性が高いと思います。自宅が3階建て以上であるならば、そこに留まる選択肢もあります。」

「地震の揺れが1分以上なら南海地震です。ただちに高いビルなどに避難してください。」

「下知地域では自動車での避難は危険です。それよりもよりの高いビルへ避難して下さい。ビルはまず倒壊することはありません。」

「東北でも若者たちが地震の後道路を暴走し、何人もの人をはねています。かれらは今日のような防災講習会へ来ませんから。車には避難時も気を付けてください。」

「車で避難すると、車は閉じられた空間で安心感があるのか津波が迫ってきても誰も車から出て避難しようとしません。多くの人たちは車ごと流され命を落としました。」

 「学校へは絶対に地震の後迎えにいかないで下さい。学校での子供たちの安全は先生に任せましょう。東北でも迎えに行った親や祖父母は多くは亡くなりました。下知地域は絶対に迎えにいかないようにしましょう。」

「津波は高知市のこのあたりの場合は、浦戸湾では孕あたりで湾幅が400メートルと狭いので15メートル高の津波がブロックされ、下知あたりは波高が3メートル程度になります。でも地盤沈下で2めートルですので、3階建て以上の建物にすぐに避難してください。」

「津波が高知で1番高くなるのは地震発生後8時間後です。津波が引いたと思って自宅へ帰らないでください。最低24時間は津波避難ビルで退避を続けてください。東北でも時お宅へ戻られて人はほとんど亡くなられました。」

 出発して2時間半後の3時半に、下知コミュニティ・センターへ戻って来て、暖かいお茶を飲みながら参加者で懇談会を少ししました。

 岡村先生は「LPガス災害時ユニットで暖かいお茶が飲めるのは癒されます。寒い思いをした後は、暖かい飲み物がどれほど人々に安心感を与え、落ち着きを与えるかわかりますね。

 今日は家の中からの安全な避難をすっとかばして、まち歩きをしました。次回の4月14日はその当たりも詳しくやります。動画も見ていただきます。」


「下知減災まち歩き」をされて、それをもとに、4月14日(日曜日)午後2時から下知コミュニティ・センターで岡村眞氏が「南海地震から下知地域で生き残るために」という表題で開館記念講演をされます。

 予想以上の参加者に感謝です。施設を休日にもかかわらず使用させていただいた高知市役所地域コミュニティ推進課の山脇係長と伊藤氏、まち歩きにご参加いただいて地域防災推進課の青木氏に感謝です。

 屋上でLPガスユニットを稼働いただき、暖かいお茶を提供いただきましたツバメガスの小吉課長ほかの皆さんに感謝です。

 またテレビ局や新聞社の皆さんも取材ありがとうございました。下知地域の危機的な状況んも伝達をお願いします。

 何より長時間雨の中ハンドマイクも持ちながら解説いただきました岡村眞高知大学特任教授には感謝感激です。

 しかしながら雨はまち歩きの時間中は降り、終わって片付けが済んだ頃お日様が顔をだしました。やはり下知減災連絡者の関係者の日頃の行いが悪いのでしょう。

 「下知減災まち歩き」をされて、それをもとに、4月14日(日曜日)午後2時から下知コミュニティ・センターで岡村眞氏が「南海地震から下知地域で生き残るために」という表題で開館記念講演をされます。

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