静岡県吉田町のような津波避難型歩道橋の設置を
ヤッシーパークの関係者から静岡県吉田町の町道をまたぐ形での歩道橋型津波避難施設が出来上がるとの情報を聞きました。
ネットで調べますと2013年1月18日号に中日新聞が記事を掲載されていました。いかそのまま引用させて頂きます。
「町道をまたぐ全国初の歩道橋型津波避難タワー二基の起工式が十七日、吉田町住吉であった。同時に川尻地区で起工した従来型のタワー一基とともに、本年度中の完成を目指す。歩道橋型は町道上のため用地取得の手間やコストが不要で、津波対策の全国モデルとして注目されそうだ。
歩道橋型は、千二百人収容(高さ六・四五メートル、床面積六百二十八平方メートル)と、八百人収容(同六・三〇メートル、四百十九平方メートル)。海岸から約一キロの浸水想定域内の同一路線(片側一車線)に、約三百メートル間隔で建設する。鉄骨造りで、上部床面はアスファルト舗装する。
津波避難タワーは有事以外にほとんど用途がないのが悩みだが歩道橋型は一石二鳥。町道のため、利用しやすい、目立つ、適当な用地がない場合でも建設できるメリットがある。
町は、国交省や県を交えた検討会などで技術、設計の協議を重ねてきた。法的には建築物や道路構造物ではなく、津波避難施設を兼ねた道路施設という。
従来型の避難タワー(高さ八・一メートルの二層式、計八百人収容)と合わせ、総事業費は約十億七千万円。液状化対策を主因に当初予定の約二倍に膨らんだ。
町は二〇一三年度末までに計十五基の津波避難タワーの建設を予定しており、地域特性に応じて複数を歩道橋型にする予定。田村典彦町長は起工式で「新しい吉田町を新しい安全の上に築いていきたい」とあいさつした。
全域が海抜0メートルの高知市二葉町。下知地域全体が海抜0メートル地帯です。
写真は国道56号線と国道32号線が交差する宝永町歩道橋。こちらに吉田町のような歩道橋型の津波避難施設を設置すれば、浸水地区の多数の住民が助かります。
二葉町にも国道56号線沿いに鏡川大橋近くにも歩道橋があります。こちらへもこうした歩道橋型の津波避難施設の設置をのぞみたい。
用地買収の必要性がありません。現在地元自主防災会と高知市は地域内の分譲マンションに[津波避難ビル」の指定のお願いに行っていますが、なかなか快い返事はいただけない。マンション住民各位の危機感がまだまだ高まっていないからでしょう。意識変革は難しいと思います。
それよりも吉田町のように既設の歩道橋を「歩道橋型津波避難施設」として活用すれば、多くの人命が救われます。
高知市長も県知事もただちに国土交通省に請願していただきたい。
「
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