ヤッシー・命山構想は合理的
先日夜須へセーリングに行った折、ヤッシー・パークの関係者の方から「津波・避難施設」の検討会があったようで、そのなかの検討テーマに「命山」構想があるようです。
構想ではヤッシーパーク中央部にある芝生広場の西隣に小山をこしらえ津波避難施設をこしらえたらどうだろうかと言うアイデアです。避難広場には176人が退避できるようになっているそうです。高さは18メートル程度であるとのことです。(ヤッシー・パーク全体は標高8メートルです。)
概算での工事費用はざっと1・15億円とか。退避道路も階段とスロープになっています。山ですから草刈りをしたらいいだけです。海浜部に設置される金属製の津波避難タワーのように定期的にメンテナンス(防錆塗装の必要性。海浜部では亜鉛メッキでも10年が限度)の必要性がありますが、ことらは草刈りだけで済みます。
2011年の東日本大震災の大津波でも、仙台市の荒浜海岸の冒険広場に5人が当日おられましたが、生存しています。公園の形が船の形になっており、津波が船の方向に来たから助かりました。ヤッシー・パークの構想では円形になっています。(横から津波が来れば超えていて助からなかった可能性もあります。)
小山構想は長期浸水地域の高知市下知地域では土地がないので、あまり有効ではありませせん。津波避難ビルと、浮体式メガフロート(巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体)と立体換地がより現実的でしょう。
また別の考え方として吉田町の町道をまたぐ形での津波雛タワーが高さ6メートルで、それぞれ800人から1200人が収容できる形になっています。
こちらは国道56号線に二葉町と宝永町に歩道橋があります。イラストのように大きな面積の歩道橋をこしらえれば大勢の人たちが退避できます。
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