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2012年12月22日 (土)

巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体の特色について

 現在高知県知事が提唱されている「地下シェルター」も、四国運輸局の提唱の「津波避難救命艇」も収容定員があり、扉を閉める人に大きな精神的な負担を強います。津波避難シェルターは工事費が2・5億から3億円かかります。それで200人収容とか。別途維持管理費用が年間2000万円はかかるとされています。

 対費用効果ではなく絶対安全性を追求すればそうなりますね。ノアの箱舟(国土交通省・四国運輸局)も同じ発想です。25人乗りで量産化して1隻が500万円台と聞いています。こちらは実用化のめどはたっていて、太平洋沿岸部の高台がなく、大津波が地震後押し寄せてくるような地域では必要な避難設備であると思われます。来年3月に実験艇が完成し、安全性が確認されれば、実用化されることでしょう。

四国運輸局 津波対応型救命艇」に関する情報

 http://wwwtb.mlit.go.jp/shikoku/kyumei/index.html

 今回提案する「巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物」は、船ではなく筏のようなものです。
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 考案された小谷鐵穂さんは「仮に壊れても全体が浮力体ですので、それにしがみつけば助かります。閉鎖空間ではなく開放空間なので、流されている人を救助することも可能です。ヒーローが誕生する可能性もあります。

小谷鐵穂さんは長年日本橋梁の技術者をされておられました。技術的な知見は間違いありません。

使用する発砲スチロールは、JSPのスチロダイヤブロックです。EDS-EPS工法として、道路工事や擁壁工事、地盤解消工事や橋梁工事で実績がある素材です。難燃性ですが、火気や溶剤、紫外線には弱い素材です。表面を被覆して使用すれば問題ありません。」と言われました。

 高知市の下知地域の広域公園である青柳公園の運動場に地下埋設方式にすれば、原則メンテナンスフリーです。露出部には被覆セメントを塗布すれば防火対策と紫外線対策になります。

 若いころ土木工事に関与したという西田政雄氏(防災寺小屋塾頭・二葉町自主防災会顧問)。この工法は他の工法より安価だし、合理性があると高く評価いただきました。

「高知市であれば適用箇所は、浦戸湾が狭まっていて、津波のパワーが減退するであろう孕(はらみ)以北の低地の高知市市街地であろう。下知、高須、潮江地域などが適地である。」

 その市街地は南海地震で地盤が沈下し、水没する地域です。10万人近くの市民が長期浸水地域にいることになり、行政側の対策は遅々として進んではいません。

 「巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体」につきましては、5月に関係者が高知市へt来訪され、低地の市街地や、地震が起きれば間違いなく長期浸水する地域を視察していただきました。

 「高知市周辺の現地視察と県・市防災部署と意見交換しました。」


 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-c9ee.html

 津波避難ビルも絶対数が足りません。高齢者や障害者、乳幼児など足腰の弱い、いわゆる「災害弱者」は素早く避難するにも階段昇降が困難です。「巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物」であれば、水平移動で移動できます。最寄りの公園や学校などの校庭に設置すれば、大勢の人たちの退避施設になりますから。
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(くさか里樹作・ヘルプマン震災編。主人公が津波で逃げ遅れた高齢の女性をおぶって階段でビルの屋上へ懸命に逃れようとしますが、津波で女性はさらわれてしまいました。)
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(JAビルで避難訓練で車椅子の人を階段で4階まで4人で運びましたが、7分もかかりました。

 住民発意の長期浸水対策一時退避所、前線基地としても使用出来る巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物として、将来は行政側が「産・官・学・民」の検討会を組織するようになれば良いと思います。

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コメント

これだけ大規模な浮遊体だと、海水は下によけることができますが、震災瓦礫で特に木造家屋などの瓦礫は、この浮遊隊に直接押し寄せて、乗り上げる危険性があります。

 離島などの震災瓦礫の発生の少ない地域に特定すれば、有効な手段加茂しれません。

 ただ、設置場所によっては老人、身体障害者、視角障害者などか、短時間のあいだに自力だたどり着くことができない可能性が高いです。

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