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2012年12月16日 (日)

第1回市民とつくる防災フォーラム

 13時から始まっていました。到着したのは14時過ぎに。木村玲欧兵庫県立大学准教授の講演「大災害時代を市民力で乗りきる まずはじめに考えること」がありました。80人を超える各地の自主防災会の関係者が来ていました。
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 休憩時間には窓ガラスにフィルムを貼りますと飛散しないという実験がされていました。
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 100円で購入できる防災用品や簡易式のトイレも展示されていました。
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 休憩後事例発表がありました。中岡久幸(つきのせ自主防災会)さんと、黒岩博(中宝永町自主防災会)でした。
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 中岡久幸さんは、「昭和30年から活動しています。半世紀ですね。自主防災会も自主財源を持たないといけません。月に300円、年間3600円を1人1人から集めました。お金を出すと住民は熱心に活動をするようになります。余ったら残します。

 経済=防災という関係は大事ですよ。それと集まって楽しく懇親会もやります。それと地域の高齢化も考えませんと。リヤカーは購入したけれども、引っ張ってくれる人がいなくなる。若い人の参加が是非必要です。」と事例紹介がありました。
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 黒岩博さんからは、「地域全体が高齢化していますので、活動できる人がとても少ない。それで他の自主防災会の事業に参加したり、交流することもしています。となり町の二葉町ともです。多くは一気にできませんので。コツコツ対策をしています。

 顔の見えるご近所の交流を行うことが大事です。また地震を正しく恐れることが大事です。」
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 司会・進行の西田政雄さんのほうからは、「種崎地域は広域の自主防災会連合会で、千松公園で「防災夕涼み会」という地域のお祭り、懇親会をしています。皆が懇親されて、顔見知りになります。案外わいわいやっているうちに良いアイデアが出たりするものです。下知地域でもそういうのをしたらいいですね。」

 講師の木村玲欧氏からは「昭和の南海地震の聞き取り調査をしていますと、当時は隣組が健在で、近所で助け合いをしていました。今は隣近所の交流がとても希薄です。それを2人とも真剣に考え実践されていることは素晴らしいと思いました。

 また子供たちへの啓発ですが、内閣府は「防災教育チャレンジ・プラン」なるものをこしらえています。学校の総合学習の時間に防災教育を仕込むことができれば、これは随分違います。

 質疑応答の中で、会場の参加者からは、以下の意見が出ていました。

「やはり地域の懇親会は大事。若い人や子どもたちを巻き込んでいくことが大事です。うちの町内はそれをやっています。」

「防災訓練には障害者にも声をかけてください。わたしは視覚障害者です。日頃から地域の皆さんと親しくすればお互い様ですから。」

 なかなか中身の濃い会合でした。主催者の皆様お疲れ様でした。

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