深刻な高知市下知地域の津波退避対策の遅れを朝日新聞が報道
巨大地震が起きようが、昭和南海地震のような小規模地震であろうが、高知市二葉町などの下知(しもじ)地域は、地盤が沈下し、長期浸水することは間違いありません。
海抜0メートル地域の下知地域には高台も公共建築物も少ない。最近でこそパチンコ店舗の協力で、高知市の指定する「津波避難ビル」も収容人数が増えました。しかし二葉町には皆無です。
朝日新聞高知版2012年9月22日号では、深刻な状況の一端が取り上げられました。2007年に二葉町自主防災会は、独自に賃貸マンション所有者と協定を結び「町内津波避難ビル」を指定してきました。たとえ古い建物でありましても施主さんが「地震で無事に建っていたら、津波時には逃げ込んでもかまわないよ。」と許可をいただいた町内独自の津波避難ビルが二葉町には11箇所あります。
先日の南海トラフ巨大地震の新想定がありました。津波の高さも高くなりました。せっかくご協力いただいた「二葉町独自の津波避難ビル」ですが、なかには見直しが必要なビルも出てきました。
また新たなビルの指定も含め、実際に何人駆け上がれるものなのか、検討調査が必要です。
高知市の耐震基準を、満たしていない「準・津波避難ビル」にも非常用食料品や、簡易トイレなど配布をお願いしたいものです。全然そういう配慮は現在高知市側からはありません。、
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