毎日新聞に二葉町自主防災会の活動が取り上げられました
3月の始めであったでしょうか、毎日新聞高知支局小阪剛志記者からの取材依頼がありました。森宏二葉町自主防災会会長の承諾を得まして、西村情報班長が取材対応をしました。
毎日新聞の取材の観点も、高知市二葉町周辺は低地で長期浸水が予想される地域です。当然自宅では居住できないのですが、高知市市街地では5万人以上の市民を収容する避難所が足りないと記事で指摘されています。
また長期浸水を早期に解消するために、「排水ポンプ車を確保重点排水エリアを下知・江ノ口エリアにし、11日間で排水する」と高知市対策検討会では言っています。
しかしながら別の情報では「最低50日は排水にはかかるだろう」とされています。
1946年に須崎市で津波を体験された森宏二葉町自主防災会会長はこう言われます。
「水だけではなく、浸水が解消しても海のドロが1メートル以上あると思う。1階部はドロに埋まるだろうと推定される。たとえ水だけ引いたところでドロの堆積があるので、復旧は簡単ではない。
須崎の津波でもうちの家も1階まで津波が来た。引いたあとは1メートルへドロが堆積していたことを覚えている。想定どうりの浸水と、津波が来たら、ドロが堆積しているので当分二葉町へは住めないだろう。」
だからこそ、なんとか浸水から一時避難したあとは、長期の避難を想定し、日頃から山間部の皆様との交流が大事になるのです。それゆえ二葉町は、昨年から仁淀川町との交流事業を始めたのです。
双方の住民同士の交流は何回かされました。双方にとって有益でした。
2011年11月3日は仁淀川町有志と二葉町が「昭和秋の感謝祭」に共同出店しました。
2011年11月23日には二葉町が仁淀川町を再度訪問しました。
2012年4月1日には、仁淀川町有志が二葉町町内会のお花見・懇親会へ出席参加しました。
記事にあるように、高知市と仁淀川町という行政同士の交流は未だなさせれいません。他の市町村と高知市の交流事業の先駆的なモデル事業になるように、4月5日に二葉町自主防災会役員は高知市防災対策部を訪問し、協議を行ないました。
2012年4月5日に二葉町自主防災会役員が、高知市防災対策部を訪問しました。
なんとか今年こそは具体的な交流事業の成果を残したいと考えています。
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