京都大学フィールド科学教育研究センターの方が二葉町を視察されました。
3月10日に仁淀川町で開催されていました「Bスタイルプロジェクト報告会」へ参加し、二葉町自主防災会として報告をさせていただきました。
そのときにお知り合いになったのがうら若き女性。名刺交換しました。そしたら名刺にはこう書かれていました。
「京都大学フィールド科学教育研究センター森里海環学プロジェクト支援室 研究支援推進員 大川智船(専門社会調査士)」 とありました。
京都大学フィールド科学教育研究センター森里海環学プロジェクト支援室
ホームページで閲覧しますと大川さんは「管理技術部及び農学研究科等事務部 職員」とのこと。要するに森と海と都市部を総合的に研究されている部局らしい。
「「森里海連環学」は、フィールド研における教育研究の柱であり、森から海までの生態系のつながりを分野横断的に解明することを目指しています。」とあります。仁淀川地域が大川さんの担当領域であります。
それで今までも何度も森の里である高知県仁淀川町へ足を運び、主に環境問題を中心に調査研究をされていたそうです。
Bスタイルプロジェクトでは、「災害時に助け合うえる絆づくり!街と山が手を結ぶ」というテーマで二葉町自主防災会として事業報告と今後の展望の話をしました。
その取り組みに大川さんが興味を持たれ、4月になれば二葉町を訪問します。ということになり、来訪されました。二葉町側は西森二葉町町内会長と荒木副会長と、西村自主防災会情報班長が対応しました。
今までの二葉町の仁淀川町との交流のいきさつと、交流会の様子、今後の展望などを話しました。
「高知市下知地域は従来から低地で、大雨災害で苦しんできました。水没の歴史もありました。でも雨水対策と排水ポンプ場の設置でその悩みからは解消されました。しかし南海地震による脅威には正直頭を痛めています。」と話をしました。
その後、二葉町がいかに低地で海に近いのかを実感いただくために、町内を散策しました。堀川の付近の風景は、「見る立場を変えれば脅威」です。ウォーター・フロントは景観は美しいですが、高知では「津波フロント」になるからです。
二葉町は高潮堤防が倒壊すればすぐに水没することがわかります。堀川水門だけは耐震補強しましたが、高潮堤防は亀裂が入っていますが、耐震補強の計画すら現状ではありません。
若松町の高潮堤防も心持たないことが理解できると思います。対岸は石油施設があります。
そして高知市五台山の展望台へ行きました。この眺望は高知市市街地が一望できます。高知市がいかに海に接し、囲まれているか。海がいかに市街地の奥域まで入っているのかが理解できます。
この風景には大川さんも驚かれた様子でした。
1000年前の高知は、現在の市街地すべては海の底でした。南海地震が起きれば再びこういう事態になると想定されています。
私たちの情報が、研究にお役に立ったのかどうかは定かではありません。
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