下知南地区津波防災検討会での家具転倒防止講習
12月17日は午後6時より、下知地区町内会連合会(吉岡照明会長)の呼びかけ出、下知消防分団1階会議室で開催されました。二葉町自主防災会、サーパス知寄町1自主防災会、中宝永町自主防災会、青柳地区自主防災会など、下知地域の自主防災会有志のメンバー40人が出席しました。
吉岡会長は「下知地区は低地で津波による浸水が予想されます。津波から逃げる前に家具の転倒で怪我をして、身動き出きなければ命は守れません。住宅の耐震化と家具の転倒防止が特に重要なのです。」と言われました。
講師はホームセンターマルニ防災アドバイザーの楠瀬淳司氏とハマート薊野店の松原秋浩さんでした。
楠瀬氏は「まず意識してください。自助(3分間)>共助(3時間)>公助(3日間)の原則があります。阪神大震災の揺れは僅か18秒でした。まず3分間自分の命は自分で守ることです。ぞれは自分の対策です。3時間は近隣町内会での救援活動です。3日間以後に行政の救援・支援活動が始まる可能性があると認識してください。」
「身の回りのもの。例えばスーパーやホームセンターで地震に遭ったら。頭を守ること。買い物かごを頭に被り天井からの落下物から身を守ることです。」
「まずメジァーが必要です。横幅が60センチあるとします。高さが2倍の1.2メートル以上あれば地震で転倒する可能性が高くなります。対策をしないといけません。
まず寝室に可能であれば家具類を置かないことです。どうしても置かないと行けない場合は入り口付近には置いてはいけません。逃げれなくなります。
家具転倒対策は高いところに重たいものや、金属類は置かないこと。奥としたら下部の部分に。収納の仕方ヲ工夫しましょう。そして転倒対策ですが、壁と天井を活用して家具が転倒しない工夫をします。」
「ホームセンターでは家具転倒防止対策の備品を各種販売しています。そのなかでも壁裏探知機(1780円程度)は優れものです。最近の家屋はボード張りに成っていて、柱の部分がわかりづらいです。センサーが柱を見つけ出します。」
「1番いいのは柱の部分と家具をL字型金具でネジ止めすれば強いです。踏ん張る君を使用する場合は両側に板を使用し,板と踏ん張る君の間を接着すれば強度は出ます。」
「でも家具転倒防止は、いきなり倒れなくして,避難する時間を稼ぐ対策(自助)です。倒れないように,壊れないようにする対策ではありません。でもしないと即死します。
阪神大震災でも屋内負傷の46%は家具の転倒。29%はガラスの飛散でした。この2つで75%の人が負傷し、身動き出来なくなり、火事が来て焼死されたかたいます。」
「備えけていただきたいのはミニバール(2780円程度)です。15センチ隙間が開けば助けることが出来ると消防の人に聞きました。またマンションにお住まいの方は地震でドアが歪んで出入出きない可能性がおこります。ぜひ各家庭1つは常備してください。」
実践的で有益な講習会でした。
今年は「ガラス飛散防止対策講習会」を実施しました。
来年は家具転倒防止講習会も自主防災会で開催したいと考えています。
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